紅一点 ママは部長。

2021年1月よりファッション系商社のディレクターとして奮闘中。仕事と育児と夢の日記。

怒鳴らない子育ての心得③ エゴやこだわりを捨てる

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いつも余裕のあるママでいるための心得、最終回。

その①家事をやめる→怒鳴らない子育ての心得① 家事をしない - 紅一点 ママで、部長で。

その②仕事を続ける→怒鳴らない子育ての心得② 仕事を続ける - 紅一点 ママで、部長で。

その③ エゴやこだわりを捨てる→今回はここ

自分の不要なエゴやこだわりを捨てれば、肩の力がすっと抜けて、子育てはずっと楽に楽しくなる。でも、これがかなり難しい。今まで無意識に身につけた"親としてあるべき姿""子どもはこうであるべき"というイメージを変えなくてはいけないから。

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親が子どもに、子どものためと思って当たり前のようにいう言葉には、実はたくさんの親の都合や見栄や偏見が隠れているのだけど、ほとんどの人は気づいていない。

まずは、自分がどれだけ子どもにエゴを押し付けているか自覚して欲しい。親としては「子どものため」だと思ってあれこれ気を配ったり、教えようとするけどは本当に子どものため?

親の都合じゃない?

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例えば、よく母親が口にする言葉「ほら、遅くなるから急いで!」実際、時間に追われているのは親だけ。保育園に行くのが遅れようが、ご飯やお風呂や就寝の時間が遅くなろうが、子どもは困らない。子どもにとっては、目の前で今夢中になっていることが何より大事だから。

「子どもがなかなか遊びをやめない、支度にぐずぐずする」→「家を出るのが遅くなる」→「叱る」のは親なら誰でも当たり前のようにしているだろうけど、実はこれは親の都合で子どもを振り回しているに過ぎない。

でも、実際に家を出るのが遅れると、親はそのあと仕事に行ったりするわけだから、困るのは事実。仕事に行ってお金を稼ぐのは、子どもを食べさせていくためでもある。それなら、それをきちんと説明して子どもにお願いすればいい。「ママね、これからお仕事に行かなくちゃいけないの。会社につくのが遅くなると、お給料が減らされちゃって、あなたのお菓子が買えなくなっちゃうのよ。だから急いで靴を履いてくれる?」と。そんなこと言ったって子どもは聞いてくれないと思うかもしれないが、ぜひ一度だけではなく何度かいい続けてみて欲しい。子どもはいつかかならずわかってくれるから。時間的に余裕があって、子どもの機嫌の良い時に言うのも効果的。子どもは結局、母親が大好きで、母親の幸せを望んでいるものだから。

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また別の例。今日は家族で遊園地に行くと決めている日。母親は早起きして、お弁当を作って、父親もレンタカーを借りてきた。いざ、出かけようとすると、4歳の息子は、昨日近所の人からもらったカブトムシを夢中で観察していて家を出ようとしない。両親は、遅くなると道路が混んで大変だから、早く行こうと促すが、息子はなんとしても動かない。しまいには喧嘩になり、息子は大泣き。両親は「みんなあなたのためにしているのに、なんでいつもそうなの!」と激怒。

よくあることだと思う。でも、考えてみて欲しい。息子のために遊園地に行こうと決めたのなら、息子がその時に他にやりたいことがあり、遊園地に行きたくないのならやめればいいのだ。ただ、それだけ。本当はそれだけの話なのに、大人は「せっかくお弁当作ったのに」「レンタカー借りたのに」「今日はみんなで遊園地に行くって決めたのに」と自分たちの都合を子どもに押し付ける。

そんな時は、ただ息子に質問すればいい。「今家でないと遅くなるから、ジェットコースターはのれなくなるけどいい?」「じゃあ今日は行くのやめる?」と。子どもは言葉だけだと想像できないこともあるから、遊園地やアトラクションの写真を見せながら聞くのがいい。あとは子どもに決めさせる。

当日のみ有効チケットを買ってしまった、というような場合もあるかもしれないが、その時はそれを子どもに説明し、代金を失うからその分のおもちゃが買えなくなるよ、どうする?と聞いてみる。それでも子どもがいやだと言えば、あきらめよう。嫌がる息子を無理やり連れて行って、無駄な気力と体力を失うよりましだ。子育てにおいては、少しの出費ならあまりこだわらないことをおすすめする。なので、私は子どもとの移動にタクシー代を惜しまない。時間と体力をお金で買う感覚。遊園地チケットの例もしかり。

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口で言うより、体験から学ばせる

他に親がよく言う台詞「汚れるから」「危ないから」ダメというのも、同じくほとんどが親のエゴ。本当に大怪我や命にかかわること、人様に迷惑をかけるようなこと以外であれば、やらせてみればいい。子どもは、まだ生まれたばかりなのだから、大人が体験から当然のようにわかることでも、実感がない。だから、大人がここを歩いたら転ぶな、だからダメ、と思うようなことでもぴんとこない。だったらやらせてみて、滑って転んで痛い思いをすれば、もう二度としなくなる。大人が先回りして子どものために考えて、口でダメだダメだとうるさく言うよりも、体験で学ばせて自分で考えさせる方が、よっぽどはやい。もちろん、大怪我させてはお互い困るので、そのさじ加減は大人がしてあげるべきだけど。

話が少しずれるけど、この「ちょっと痛い思いをさせる」というのは、大怪我をさせないためにもとても有効である。例えば、1〜2歳の子に「ママの湯飲みは熱いお茶が入ってるから触っちゃダメ」と言ってもわからない。だから、「あちち」といいながら子どもの手を取って湯飲みの端をちょっと触らせてみると良い。それを2回も繰り返せば、子どもはすぐ学んで、じぶんからは触らなくなる。そうすることで、子どもが湯飲みを倒して熱いお茶をかぶって火傷するなんて事故を避けられる。

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大人の言葉は嘘ばかり

「落としたお菓子、拾って食べたらお腹こわすよ」→実際やってみたら99%はなんともないだろうから、ほとんどは嘘。

「そんなことしたら、恥ずかしいでしょ」→これも、子どもは恥ずかしくないから嘘。

「破ったら絵本さんが痛いって言ってるよ」→大ウソ。

このように、親は自分の都合や見栄のために、無意識に嘘をつく。子どもはかしこいから、そんな親の嘘を見抜いている。だから、だんだん親の話を聞かなくなる。

 

大人だってできないことばかり

大人は自分たちを棚に上げて子どもにうるさく言う。

「そのおもちゃ、欲しいっていうから買ってあげたのに、すぐ飽きちゃって!」→あなただって、買ったのにほとんど着なかったワンピースあるでしょ?

「サッカーやりたいっていうからクラブに入れたのにもう行きたくないの?!」→ダイエットのためにスポーツクラブに入会してほとんど行かずにやめた経験ありませんか?

「もう1時間以上iPad見て!止めるわよ!」→子どもができる前、休みの日に一日中テレビとか映画とかゲームしてたでしょ??それに、自分が見ているものを途中で止められたら、どんな理由であれ腹がたつでしょ?

このようなエゴを捨てれば、気持ちが楽になるし、子どもへの接し方もより、生産的になる。

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躾(しつけ)は必要ない

そして、子育ての中で、無意識に親を苦しめているのが「他人の目」である。そして、それに応えようとする親のエゴが「躾(しつけ)」と言いう大義名分となって子どもを苦しめる。

私は、躾はしない主義。だって、「お行儀よくする」イコール「他人の目を気にする」ことだけど、小さい子どもにはそんなことどうでもいいことだから。お行儀って、すごく文化的なもので、国によっても違うし。

それに、お行儀は大人になるうちに自然に身につくことだと思う。うちの5歳の娘は、レストランでジュースを飲む時にストローを吹いてぶくぶく泡をたてたりするけど、そんなこと親が何も言わなくても、高校生くらいになったらやめるでしょ?いや小学生になったらもう飽きるか(笑)。少なくとも、将来会社の忘年会では絶対にやらない。いい大人がそんなことするのは恥ずかしいことだと、自然に覚えるから。

とは言ってもうちの夫は、泡ぶくぶくを注意するけど。小さな子どもはそれが食事のマナーに反することを知らないから、それを教えてあげるのはいいこと。それを知った上で子どもが好きでやるなら、あとは何も言わなくていい。子どもに決めさせればいい。

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子どもに怒鳴らないためには、どうしたらいいかを延々と書いてきた。

結論を言うと、子どもを1人の人間として尊敬することが大切。どんなことでも、親は判断材料を与えて、子どもに決めさせよう。そうすれば、口うるさくガミガミしたり、イライラしないですむ。

 

その辺りのことは、私の大好きなアドラー心理学の本「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」に詳しく書いてある。嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え | 岸見 一郎, 古賀 史健 |本 | 通販 | Amazon

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII | 岸見 一郎, 古賀 史健 |本 | 通販 | Amazon

ベストセラーになったし、香里奈さん主演でドラマ化もされていたから(私は観てないが)読んだ人も多いだろうけど、私は人生観がかわるほどの衝撃をうけたから、この2冊についてはまた別の記事で詳しく書きたい。

 

今日も子育てには悩まず、仕事では悩んでいるママ部長でした!