年収1000万ママ 仕事はつらいよ

キャリアも結婚も子供も手に入れたけど、もっと幸せ感じたくて、もっと楽に稼ぎたくてもがく日々。

怒鳴らない子育ての心得① 家事をしない

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今日は気分を変えて子育ての話。

ママ友で、「子どもに毎日怒鳴ってばかりで自己嫌悪になる」と言う人がいる。実際、一緒に子ども同士で遊ばせると、子どもに怒鳴ってばかりのママ友は多い。そんな時に私はいつも「怒鳴っても無駄なのに」と心の中でつぶやく。

私には5歳と1歳の2人の娘がいるけど、一度も子どもに対して怒鳴ったことがない。怒鳴るどころか怒らないし、あまりイライラもしない。そのためにはいくつかの心得がある。

 

その① 家事をしない→今回はここ

その② 仕事を続ける

その③ エゴやこだわりを捨てる

 

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私たちは昨年まで9年間香港に住んでいたので、長女が生まれてからは、香港の共働き夫婦が当然するように、住み込みのフィリピン人メイドと暮らしていた。英語でForeign Domestic Helperといい、政府が女性の労働力を確保するために始めた制度で、90年代後半から一般的になったらしい。とにかく、働く女性にとっては素晴らしい制度!メイドが、子どもの面倒も、掃除も洗濯も買い物も料理もしてくれる。うちに専業主婦を抱えて外で働く男性たちと同じ条件で働けるのである。だから香港人女性はみんな子どもを産んでも2〜3ヶ月で職場復帰し、子どもが0歳でもがんがん海外出張してどんどん出世していける。私もそうだった。

 

メイドの最低賃金は政府によって決められていて、物価の上昇に合わせてほぼ毎年上がるのだけど、昨年までは4520香港ドルだった。日本円にして6万円くらい。そう聞くとちょっと高いと思うかもしれないけど、長年の円安とデフレで日本の物価も賃金も世界的にかなり安い水準。だから、4520香港ドルというと、現地の感覚では日本人にとっての4万5千円に近い。4万5千円で家事ゼロですよ!?素晴らしいでしょ?!

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話が少しそれたけど、家事がなければ、子育てでイライラすることはあまりない。例えば子どもが床にご飯をぶちまけても、メイドを呼んで掃除してもらえばいい。子どもが倒したカップの牛乳をかぶって服がよごれても、着替えればいいだけ。赤ちゃんのお腹がゆるくてオムツからもれて肌着が汚れても、洗濯カゴに入れておくだけである。フルタイムの仕事を終えて家にかえれば、子どもはもうお風呂に入ってるし、台所では夕飯の準備ができている。

そう、世の中の母親はみな子育ては大変だと言うけれど、大変なのは子育てにまつわる家事で、子育て自体はとても楽しくて面白いことなのだ。だって、子どもってものすごくかわいくて面白い生き物だから。たくさん新しい視点や刺激をくれるし、純粋な愛もくれる。

育児にまつわる家事だけでも大変なのに、ましてや子育てしながら家事とフルタイムの仕事をこなすなど、大変を通り越えて不可能である。

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まずは家事をやめてみよう。

日本にはメイド制度がないから無理とみんな思うだろうけど、今は日本だって家事代行サービスが充実してしている。家事代行/家政婦マッチングサイトなら1時間1500円からの『タスカジ』なら時給1500円3時間から、キッズライン | ベビーシッターマッチング・病児保育/一時保育なら時給1000円1時間から依頼できるヘルパーさんが探せる。時給1500円で1回2時間を週2回頼んでも、月々2万4千円。働いている人にとっては高すぎる金額ではない。

子どものいる女性は絶対に試してみて欲しい。家事を外注することで空いた時間で子どもと遊べるし、自分の時間も作れる。何より心に余裕があるから優しいママでいられる。子どもに八つ当たりせずとも済む。

そこまで言われても、家に他人をいれることに抵抗があるとか、夫に反対されるなどの理由で躊躇する女性は多いと思う。そういう人は、障子が破れた時に障子張りの職人さんを呼ぶとか、トイレが詰まった時に水道業者を呼ぶのと同じだと考えてみれば?自分でものすごく頑張ればなんとかならなくもないけど、プロに頼んだ方が早くて安心だから頼むわけでしょ?夫だって反対するわけがない。同じことですよ。って説得力ないかな?

このあたりの心理的抵抗の手放し方はまた今度書きたい。

 

こんな感じで無理せず子育て中。家事やってたら部署の統括なんてできないよ!No More Household chores! Go ladies!