年収1000万ママ 仕事はつらいよ

キャリアも結婚も子供も手に入れたけど、もっと幸せ感じたくて、もっと楽に稼ぎたくてもがく日々。

初の部長会議 女性社員の声を代弁するぞ!

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仕事始め2日目。初めて部長会議に参加した。

社長と副社長、専務、8人のディレクター(部長)、数人の子会社社長の計十数名いる参加者の中で女性はたった2人。ディレクターの私と、役員に名を連ねる社長の奥様。奥様はオンラインで参加していて、画面の向こうでだまって聞いているだけなので、ほぼ私が紅一点。

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参加者それぞれ各部署の活動報告をする中、ディレクター1人が経営陣に質問した。「今週末、緊急事態宣言出ますけど、運営どうします?」社長がすぐに「自粛は飲食のみやから関係ないやろ。」「コロナなんてただの風邪みたいなもんやし。」店舗責任者も「店は通常通り運営します。」

そうやって話が終わりそうになった瞬間、ちょっとどきどきしながらも私は口を挟んだ。「でも、事務所はどうするんですか?子どもがいる身としては、なるべくリスクは減らしたいのですが。そもそも今、テレワークを取り入れてない会社は大手や東京の企業ではありませんよ。」

社長が言う「まあ、じゃあそれは各部署の判断で決めればええんちゃう。」「わかりました!じゃあ、こちらで決めさせていただきます」と私。「まあ、僕は会社来ますけど」と男性ディレクター。「私は在宅で仕事します!」と高い声で私。結局、副社長が「でも各部署の連携もあるから、まぁあとで話そうや」と曖昧なままその話題は終了。

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まったく、これだから男たちは困る。テレワークは働く女性にとっては素晴らしい制度なのだが、その利点がわかってない。そりゃ、あなたたちは残業しようが、飲んで帰ろうが家に帰れば自分の自由時間がたっぷりあるでしょうし、子どもや奥さんがいると仕事に集中できないから、会社の方がいいでしょう。でも家庭ましてや子どものいる女性は違う。1日数10分〜数時間の通勤時間が削れればどれだけの家事が片付くか。保育園のお迎え時間ぎりぎりまで家で仕事できることのありがたさ。1時間半時間が作れれば平日にネイルサロンや美容院にも行ける。

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去年の夏、新型コロナ禍の中でも出勤を重視する大手商社で働く男性の友人と、テレワークについて話していた時のこと。関西に本社がある企業は『会社きてなんぼ』という風潮があって困ると私がいうと、彼は「でもうちの会社だって、子育て中の女性は申請すれば在宅勤務できるよ」と言う。違うのだ。子育て中の女性支援のためのシステムとしてのテレワークじゃない、誰でも自由に選択できるテレワークだから意味があるのだ。なにも、子育て中だからといって優遇や免除をしてもらいたいわけじゃない。誰でも、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける環境の中で、正々堂々どうどうと勝負したいのだ。

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まあでも、今回は会議の前に、若い女性社員から「翌葉さん、部長会議出るなら在宅許可お願いしてください!」と言われていたので、その役割は果たせた。曖昧な終わり方だったけど、後からテレワークの方針を、部長陣のチャットグループで提案すれば許可を取ることはできるだろう。

 

この調子でがんばるぞ!進め紅一点!Go ladies!